「不確定性原理」の版間の差分
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| + | 場の量子論において、無から有は発生しないとされている。たとえば系の基底状態(もっともエネルギーが低い、つまり何も無いように見える状態)のような真空ですら、まったくの無ではなく、仮想粒子としての粒子・反粒子のペアが生成され対消滅する反応が絶えず繰り返されている。 | ||
| + | 不確定性原理により、存在する時間が短いのであるならば、エネルギーの不確定性=物質の大きさは増大する。これが咒式の基本原理であり、つまり咒式は真空に元々あるエネルギーの増大を利用し、質量やエネルギーを拾ってきて発動させているのである。 | ||
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2025年11月26日 (水) 11:54時点における最新版
Δq・σp+Δp・σq+Δp・Δq≧h/(4π)の式で表される。
- q:位置
- p:運動量
- Δ誤差
- σ:標準偏差
- h:作用量子定数
書店版では簡単に△t△E=hだったが最新の理論に合わせて複雑になった。
咒式は無から物質やエネルギーを発生させているように見えるが、これは少し違う。 場の量子論において、無から有は発生しないとされている。たとえば系の基底状態(もっともエネルギーが低い、つまり何も無いように見える状態)のような真空ですら、まったくの無ではなく、仮想粒子としての粒子・反粒子のペアが生成され対消滅する反応が絶えず繰り返されている。 不確定性原理により、存在する時間が短いのであるならば、エネルギーの不確定性=物質の大きさは増大する。これが咒式の基本原理であり、つまり咒式は真空に元々あるエネルギーの増大を利用し、質量やエネルギーを拾ってきて発動させているのである。
登場
- 一巻73ページ