「雷霆鞭(フユル・フー)」の版間の差分

提供: LaboPedia
移動先: 案内検索
 
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
1行目: 1行目:
100万ボルトの雷撃を放つ
+
100万ボルトの雷撃を放つ。<br>
 
 
 
され竜の世界では[[爆炸吼(アイニ)]]と並ぶ一般的な攻撃咒式である。
 
され竜の世界では[[爆炸吼(アイニ)]]と並ぶ一般的な攻撃咒式である。
  
雷撃系咒式の基本とも言うべき電荷の発生と電撃を飛ばす方法を以下に示す
 
 
1.咒式によって魔杖剣の周囲に生み出した位相空間を蓄電器の代わりにして負の電荷を溜め込む
 
  
 
2.位相空間に静電気が充分に蓄積されると電場の中にある絶縁体である魔杖剣の刀身に静電誘導によって静電気が発生する
 
  
3.位相空間に蓄えられた電子はマイナスの電気を帯びているため、電界の中にあるマイナスの電気と反発しあってこれを地面に追い払う。これにより電界のなかにあるものはプラスの電気を帯びるようになり電位差が生じる
+
雷撃系咒式の基本とも言うべき電荷の発生と電撃を飛ばす方法を以下に示す。
  
4.電位差が充分に高まり空気の絶縁の限界値を超えると、位相空間が電荷を放出する。放出された電子は空気中にある気体原子と衝突してこれを電離させる
+
#咒式によって魔杖剣の周囲に生み出した位相空間を蓄電器の代わりにして負の電荷を溜め込む。
 +
#位相空間に静電気が充分に蓄積されると電場の中にある絶縁体である魔杖剣の刀身に静電誘導によって静電気が発生する。
 +
#位相空間に蓄えられた電子はマイナスの電気を帯びているため、電界の中にあるマイナスの電気と反発しあってこれを地面に追い払う。これにより電界のなかにあるものはプラスの電気を帯びるようになり電位差が生じる。
 +
#電位差が充分に高まり空気の絶縁の限界値を超えると、位相空間が電荷を放出する。放出された電子は空気中にある気体原子と衝突してこれを電離させる。
 +
#これが繰り返され、電子の数が増幅されていく過程を「電子雪崩」と呼ぶ。電離によって生じた陽イオンは、電子とは逆に魔杖剣の刀身に向かって突進し、魔杖剣の刀身から新たな電子を叩き出す。この2次電子が更なる電子雪崩を引き起こし、持続的な放電現象となって目標へ向って電撃が飛んでいくことになる。
  
5.これが繰り返され、電子の数が増幅されていく過程を「電子雪崩」と呼ぶ。電離によって生じた陽イオンは、電子とは逆に魔杖剣の刀身に向かって突進し、魔杖剣の刀身から新たな電子を叩き出す。この2次電子が更なる[[電子雪崩]]を引き起こし、持続的な放電現象となって目標へ向って電撃が飛んでいくことになる。
 
  
 
==登場==
 
==登場==
 
*[[1巻]]38頁
 
*[[1巻]]38頁
  
[[Category:咒式|フユルフ]]
+
[[Category:咒式|フユルフー]]

2018年4月10日 (火) 22:36時点における最新版

100万ボルトの雷撃を放つ。
され竜の世界では爆炸吼(アイニ)と並ぶ一般的な攻撃咒式である。


雷撃系咒式の基本とも言うべき電荷の発生と電撃を飛ばす方法を以下に示す。

  1. 咒式によって魔杖剣の周囲に生み出した位相空間を蓄電器の代わりにして負の電荷を溜め込む。
  2. 位相空間に静電気が充分に蓄積されると電場の中にある絶縁体である魔杖剣の刀身に静電誘導によって静電気が発生する。
  3. 位相空間に蓄えられた電子はマイナスの電気を帯びているため、電界の中にあるマイナスの電気と反発しあってこれを地面に追い払う。これにより電界のなかにあるものはプラスの電気を帯びるようになり電位差が生じる。
  4. 電位差が充分に高まり空気の絶縁の限界値を超えると、位相空間が電荷を放出する。放出された電子は空気中にある気体原子と衝突してこれを電離させる。
  5. これが繰り返され、電子の数が増幅されていく過程を「電子雪崩」と呼ぶ。電離によって生じた陽イオンは、電子とは逆に魔杖剣の刀身に向かって突進し、魔杖剣の刀身から新たな電子を叩き出す。この2次電子が更なる電子雪崩を引き起こし、持続的な放電現象となって目標へ向って電撃が飛んでいくことになる。


登場