四次元の超立方体を三次元に強引に持ち出す、まだ理論だけの咒式。
一辺五メルトルほどの立方体を、さらに一辺十メルトルほどの立方体が囲んだ二重立方体を生み出す。 二重立方体は八つの立方体で構成され、正方形が二十四枚、三十二の各辺に三つの立方体が集い、十六の各頂点に立方体が四つ集まっている。
距離の概念がない四次元攻撃は間合いを無視し、時空間そのものに作用するため、盾や鎧などの防御も無視して作用する。 二重立方体の内部に取りこまれた三次元の存在は裏返しにされてしまうが、高次元生命体である大禍つ式のザッハドは適応できた。 また、三次元からは通常手段では干渉できない。 絶対攻撃と絶対防御を備えた咒式。