ウッソクサ石
実在する石ではあるが、カテゴリー的に限りなく妄想に近い物質である。
上記の理由により、説明にあるまじき「らしい」及び「っぽい」などの曖昧な接尾語を多数用いるが容赦してほしい。
チーンキイがガユスに売りつけようとした開運商品。
同じようなものにウソックサ石が、バリエーションにウッソクサ石MarkII及びウッソクサ石MarkIIIがある。
ウソックサ石と同じようにきっとこの名前も東方の言葉でよく似たような言葉がある嘘臭い石。
表面には『ウッソクサ石』という神秘の文字がいかにも油性ペンで書いたように浮き出ている。というか書いてある。
金属や他の硬い物質で擦ると霊力が消え、強酸、強アルカリにも同様の事が起こり、電磁波やX線、μ粒子などの検査を嫌うらしい。
エリダナ南西部のゲネデイン工業地区に石の製造工場があり、その名も人工幸福製造工場。
コンベアから流れてきた石を作業員が磨き、次の作業員が油性ペンで字を書き込むという流れ作業で制作されている。石の打検士なる者もおり、謎の判断基準で鮮度の良し悪しをみている。工場ではとんでもない数が流れており、作られたウッソクサ石が最終的にどこへ行くのかは不明。見ただけで誰にも分かりそうなことだが、作業をしているおばちゃん曰く原材料の石は「どこにでもある石」だそうだ。
ウッソクサ石を使って成功したらしいテキトゥ・ニ・トゥクゥッタやイマ・トゥクゥッタなる適当に今作ったような素敵な名前の人物がいるという話があるが真偽は一切不明。
また、ガユスが石を買おうとした時には『ウッソクサ石』の文字に『七０％値下げ』の文字が重なって浮かび、というか書かれ、横にはウッソクサ神と思われるへったくそな美少女の絵が「お得だよ！」というふきだし付きで現れた、というか書かれた。なお、この現象はチーンキイ曰く「百兆分の一の奇跡」らしい。
物語中での活躍(?)
物語の中でガユスは不運にもウッソクサ石を割ってしまい、その代金を労働で返すために人工幸福製造工場で働く事に成る。
石を作る単純作業の中でガユスは石に語りかけられる、他の作業員の二倍の速度で石を作る、自らを石に命を与える神と思うに到る、寝ながらも石を作る、工場で一番いい石を作ると言われる、ベテランの作業員にウッソクサ神に使わされた石の化身に任命されそうだと思い込む、という程までに段階的に洗脳される事に成る。この事からウッソクサ石の本当の効能は洗脳かもしれない、違うかもしれない。
