荊棘封縛緑獄檻(アムドウシヤ)
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巨大な荊で拘束し、数千数万の棘、猛毒という三段構えの咒式
発生した蔓はバラ科の植物が持つ青酸配糖体のアミグダリンやプルナシンとその加水分解酵素を高濃度で大量に含み、棘を介して相手の体内に注入
青酸配糖体と加水分解酵素が反応し、発生した遊離青酸はミトコンドリアの呼吸酵素たるシトクロムオキシターゼを失活させ、生体活動の根本たるアデノシン三燐酸の生産を阻害し、死に至らしめる
青酸配糖体そのものに毒性は無いものの、エムルシンという酵素によって加水分解されるとグルコース・シアン化水素・ベルズアルデヒドを生じ、シアン化水素が毒性を発揮する。