塩莫(シエル)

提供: LaboPedia
2016年5月28日 (土) 20:49時点における亜留間次郎 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

塩素ガスを発生させる

情報
和名 塩素ガス
英名 Chlorine
外観 緑黄色気体
臭い 刺激臭
化学式 Cl2
分子量 70.91
空気1に対する比重 2.488
融 点 -100.98℃
沸 点 -34.1℃


塩素ガスを構成する塩素は反応性に富み、強力な窒息性ガスでもある。
人体への影響は臭いと刺激、目の損傷を生じさせ、そして致死的に呼吸を冒す。
リルトルの空気に0.25グラムル加えられると三十分間で犬を絶命させ、
最も高濃度の時には気管支痙攣と反射性の呼吸低下が起こり、生物を数秒で絶命させる。
塩素ガスは比重が空気の約2.5倍ほどもあるので、下に溜まり上方へは到達しない。

毒性

0.5ppm以下 特に影響なし
2~5ppm 涙が流れ咳が出る、くしゃみ、鼻水
5~30ppm 呼吸が苦しい、目が開けられない。30分から1時間で生命の危機
30~60ppm 呼吸困難、意識不明。30分から1時間で死亡
1000ppm以上 直ちに死亡

リルトルの空気に0.25グラムルは約100ppm