劣吁婪鎗弾射(エリゴール)
提供: LaboPedia
劣化ウラン弾を発射する
少量のウラン235を含むウラン238を主成分とする重金属の砲弾
- 外観 銀白色の金属
- 融点 1132℃
- 沸点 3930℃
- 比重 19.05
比重が非常に高く高い運動エネルギーを持つ砲弾を打ち出す。
射撃系咒式の中では第七階位を除けば最強の貫通力を誇る咒式である。
単純な金属砲弾とは違い、目標への命中時に以下の三つの特殊効果によって極めて高い破壊力、殺傷力を発揮する
焼夷効果
命中すると約1,200℃で燃焼して対象物を焼く
これは命中時に受ける熱量によって自己発火するため信管を必要としない。
放射能汚染
本来の劣化ウラン弾は放射能汚染の原因となるウラン235をほとんど含まない
(燃料や原爆の材料になる大事な部分なので限界まで搾り取っているから)
しかし、咒式で練成した劣化ウランは敵に放射能汚染のダメージを与えるため多めに含まれている。
焼夷効果によって燃焼すると酸化ウランの微細粉末となって放射能汚染を振りまき、命中した対象物の呼吸系などを通して体内へ吸収され、深刻な体内被爆を起こさせる。
自己先鋭化現象(セルフシャーピング現象)
ウランは常温常圧では斜方晶構造を持ち、構造が破壊されると自己先鋭化現象を起こす性質を持つ
これはガラスが割れると鋭利な刃物になるのと同じ現象で、弾等が目標に衝突した瞬間に構造が変形しても先端部分が先鋭化した構造を持ち続けるため、変形しながら高い貫通能力を発揮する
※注意
少量のウラン235(核分裂を起こす)が大量のウラン238(核分裂を起こさない)と混ざっているため 、どれほど巨大な砲弾が練成されたとしても臨界量を超えることは無く、どのような熱や衝撃を与えたとしても核分爆発は発生しない。