曝轟収斂錐波(アミ・イール)
ヘキソーゲンの爆裂を擂鉢状の指示式によって一点に誘導させる。通常の炸裂に数倍する貫通力を発揮する、近接咒式の極致のひとつ
メタルジェットの速度は7000m/secにもなり温度は3000度に達する
練成された形成炸薬の直径を20センチと仮定すると
生物に対して使用した場合の貫通可能な長さは2メートルを超え
実質上、頭から足の裏まで貫通して地面に穴を開ける威力を発揮することになる。
トリメチレントリニトロアミンで角度42度円錐状に凹んだ縦横比率1対3の筒を作り出す
爆薬の外殻は鋼鉄で覆われている
円錐状の部分の内張りにはメタルジェットの熱容量が最大になるようにタンタル合金でできている。
咒力の強い咒式が練成した物ほど爆薬の寸法が大きくなり威力も増大する
貫通可能な長さを求める公式
L = Tp x Up
L:理論的最大メタルジェット[m]
Tp:現象持続時間[sec]
Up:爆速[m/sec]
Tp = L / (V0 - Up)
L:爆薬の長さ[m]
V0:爆速[m/sec]
Up:着速[m/sec]
※着速は本来は砲弾の着弾時の速度の意味なので、この場合はラルゴンキンが斧を振り下ろす速度になる
T=L(ρ1/ρ2)^0.5
T:侵徹長さ[m]
L:メタルジェットの長さ[m]
ρ1:内張材質の比重[kg/m^2]
(タンタル合金の比重を16.0と仮定)
ρ2:装甲材質の比重[kg/m^2]
(生物を対象としているので鎧などの重い部分があると仮定して1.5とする)
- 0.00007362 = 0.6÷ (8750 - 600)
- 0.644171779 = 0.00007362 * 8750
- 2.103856221m = 0.644171779 × (16÷1.5) の0.5乗
モンロー効果 |
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円錐形のくぼみを持つ爆薬を円錐の頂点がある方向から起爆すると、 |
ノイマン効果 |
円錐形のくぼみに金属板で内張をすると穿孔力がさらに強くなる現象。 |