惨弗禍獄炎吐息(ベリアー・ル)
提供: LaboPedia
高熱の三弗化塩素、化学兵器の中でも焼夷ガスと呼ばれるものを生みだす。
酸素と結合する燃焼ではなく、ただの弗化ガスよりも強い求電子作用を持つ弗素の遊離基は、どんな物質でも容赦なく弗化物にして炎上させる。
金属どころか水ですら燃えあがり、弗化水素と酸素に分解されて気体となる。
生物が浴びると蛋白質が分解され、フルオロカーボンになってガス化していく。
浴びた物は溶けるどころか気体となって蒸発し、残骸すら存在できない。
とにかく組成式が難しく効果時間も短いが、決まれば凶悪。
分解された三弗化水素ガスと、硫水(リユーリ)の硫化水素との化学反応によって爆発が起きる。