瑠璃変転喰陰乃壺(バアル・モート)
提供: LaboPedia
超定理系第七階位
五次元の瑠璃色の壺で反射及び裏返しにする咒式。アザルリにしか使えない。
二次元円盤Dの二乗に単位閉区間Iの直積を掛けあわせて円柱を作り、方向を与える。
両端にある円盤にも方向が制御され、同相写像によって移りあう箇所を同一視して得られる商位相空間をつくる。
方向を保存するような同相写像を貼りあわせると、三次元多様体が出現する。
四次元と曲率がない五次元によって、強引に三次元へと出現させれば、自己交差する三次元空間の曲面となる。
見ようによっては、入り口と出口の区別がない壺という奇妙な現象が現れる。
壺に入ったものが裏返されて同じ口から出てくることで反射させている。
壺に入ったものが人体だった場合、口から肛門を外側、皮膚を内側になるように裏返される。この状態ではまだ生きている。
次元咒式のため、同じ次元咒式か、次元を超えて作用する重力咒式しか対抗手段がない。
さらに複数の壺を連結させて超連結五次元壺にすることができる。
無限に侵入と排出を繰り返す状態になっており、かつてカンザールに大穴をあけて十五万人を消した。
吹っ飛んだというよりどこかへ消えてしまったようで、アザルリ自身ですら効果を予測できていない。
元ネタはウガリット神話における兄弟であり敵対者、バアル及びモート。
登場
- 十五巻から
使用者:アザルリ