「吸血鬼」の版間の差分

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'''ヴアンピーア'''<br>
 
'''ヴアンピーア'''<br>
ウイルス感染で増える病気の一種と定義されている。<br>
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〈夜の貴族〉〈不死者の支配者〉など様々な呼び名がある。<br>
微小生物の集合体であり、少数では思考を保てない。通常の進化ではなく、咒式によって改変された生物だと推測されている。<br>
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ウイルス感染で増える病気の一種。<br>
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通常の進化ではなく、咒式によって改変された生物。<br>
 
年齢を経るほど強大になる。<br>
 
年齢を経るほど強大になる。<br>
  
  
体温は平均で人間より三度半から四度ほど高い。これは超運動能力と超回復力を可能にする為だと思われる。<br>
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体温は平均で人間より三度半から四度ほど高い。これは超運動能力と超回復力を可能にする為。左右の犬歯は吸血行為の為に発達している。<br>
左右の犬歯は吸血行為の為に発達している。<br>
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瞳は赤くなり、各種視力が強化され暗視も可能。赤が桃色に見え、光に弱い。周囲にいる体温三十度以上の生物を赤外線探知する。<br>
瞳は赤くなり、各種視力が強化され暗視も可能。赤が桃色に見え、光に弱いと予想されている。<br>
 
周囲にいる体温三十度以上の生物を赤外線探知する。
 
宿主の脳を誤作動させて操る為、脳を破壊するか、血液を送り出す心臓を破壊する事でしか活動停止にできない。<br>
 
陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀などうんざりするほど弱点が多い。<br>
 
  
発生すると第三種咒式災害に指定され、[[咒式士最高諮問法院]]が出動する。[[竜]]にも狙われるらしい。
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陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀など、うんざりする程弱点が多い。<br>
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肉体に損傷を受けても瞬時に回復する超再生能力を持つが、脳と心臓を破壊すれば死ぬ。
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人の血を吸って殺す事と、感染によって吸血鬼が増える事による伝染性から、悪性の病気扱いされる。その為、吸血鬼が発生すると第三種咒式災害指定され、[[咒式士最高諮問法院]][[竜]]に追われる。
  
  
 
==世代==
 
==世代==
 
*神祖
 
*神祖
:吸血鬼の伝承によると、聖典における人類最初の弟殺しを行って神に見放され、死ねなくなった男とされる。
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:吸血鬼の伝承によると、聖典における人類最初の弟殺しを行い神に見放され、死ねなくなった男。
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:聖祖を作った。
  
  
 
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*聖祖
:三体が存在。何処かへと去った。
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:神祖の子供。三体が存在。何処かへと去った。
  
  
 
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*真祖
:聖祖の子供で十三体が存在。長い眠りについている。
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:聖祖の子供。十三体が存在。長い眠りについている。
  
  
 
*第四世代
 
*第四世代
:真祖の子供で六十六体が存在。同じく長い眠りについている。
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:真祖の子供。六十六体が存在。長い眠りについている。
  
  
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*始祖
 
*始祖
 
:後天的に[[咒式|生体変化系咒式]]の禁咒によって吸血鬼化したもの。古い吸血鬼並みに強い。十数例しか発見されていない。
 
:後天的に[[咒式|生体変化系咒式]]の禁咒によって吸血鬼化したもの。古い吸血鬼並みに強い。十数例しか発見されていない。
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==体質==
 
==体質==
*住血胞子虫性:世界でも九例しか発見されていない。
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*住血胞子虫性
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:世界でも九例しか発見されていない。
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: 単細胞生物の集合体であり、少数では虫の思考しか保てない。
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: 宿主の脳を誤作動させて操る為、脳を破壊するか、血液を送り出す心臓を破壊する事でしか活動停止にできない。
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: 陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀に耐性がある。
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:ウイルス性と比べると伝染性は低い。
 
**[[ブラージェモ]]
 
**[[ブラージェモ]]
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*粘菌性
 
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: 陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀に耐性がある。
 
**'''<span id="アギーラマ">アギーラマ</span>''':多くの眷属を従えて猛威を振るっていたが、二百数十年前に[[エミレオの書]]に封じられたが散逸し、現在は[[パンハイマ]]の意識を宿している。
 
**'''<span id="アギーラマ">アギーラマ</span>''':多くの眷属を従えて猛威を振るっていたが、二百数十年前に[[エミレオの書]]に封じられたが散逸し、現在は[[パンハイマ]]の意識を宿している。
 
**'''<span id="オーギュリー">オーギュリー</span>''':上に同じ。はて、[[キュリオの一族|どこかで聞き覚えのある名前]]だが…。
 
**'''<span id="オーギュリー">オーギュリー</span>''':上に同じ。はて、[[キュリオの一族|どこかで聞き覚えのある名前]]だが…。
*ウイルス性:一般的な吸血鬼。
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*線虫性:数例しか発見されていない。
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*菌性:上に同じ。
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*ウイルス性
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:一般的な吸血鬼。最悪の疫病に指定される。
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*線虫性
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:数例しか発見されていない。
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:上に同じ。
  
  

2025年9月24日 (水) 21:21時点における最新版

ヴアンピーア
〈夜の貴族〉〈不死者の支配者〉など様々な呼び名がある。
ウイルス感染で増える病気の一種。
通常の進化ではなく、咒式によって改変された生物。
年齢を経るほど強大になる。


体温は平均で人間より三度半から四度ほど高い。これは超運動能力と超回復力を可能にする為。左右の犬歯は吸血行為の為に発達している。
瞳は赤くなり、各種視力が強化され暗視も可能。赤が桃色に見え、光に弱い。周囲にいる体温三十度以上の生物を赤外線探知する。


陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀など、うんざりする程弱点が多い。
肉体に損傷を受けても瞬時に回復する超再生能力を持つが、脳と心臓を破壊すれば死ぬ。


人の血を吸って殺す事と、感染によって吸血鬼が増える事による伝染性から、悪性の病気扱いされる。その為、吸血鬼が発生すると第三種咒式災害指定され、咒式士最高諮問法院に追われる。


世代

  • 神祖
吸血鬼の伝承によると、聖典における人類最初の弟殺しを行い神に見放され、死ねなくなった男。
聖祖を作った。


  • 聖祖
神祖の子供。三体が存在。何処かへと去った。


  • 真祖
聖祖の子供。十三体が存在。長い眠りについている。


  • 第四世代
真祖の子供。六十六体が存在。長い眠りについている。


  • 第五、六、七世代
動かない。


  • 第八世代
現世で活動する最古の吸血鬼。遭遇例が数件ある程度。


  • 第九か十世代
二百歳くらい。


  • 第十から十三世代
中世から現代にかけて吸血鬼化した、主に現代人類が出会う吸血鬼。


  • 始祖
後天的に生体変化系咒式の禁咒によって吸血鬼化したもの。古い吸血鬼並みに強い。十数例しか発見されていない。


体質

  • 住血胞子虫性
世界でも九例しか発見されていない。
単細胞生物の集合体であり、少数では虫の思考しか保てない。
宿主の脳を誤作動させて操る為、脳を破壊するか、血液を送り出す心臓を破壊する事でしか活動停止にできない。
陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀に耐性がある。
ウイルス性と比べると伝染性は低い。


  • 粘菌性
陽光や大蒜、アリインやアリシン、銀に耐性がある。


  • ウイルス性
一般的な吸血鬼。最悪の疫病に指定される。


  • 線虫性
数例しか発見されていない。


  • 菌性
上に同じ。


眷属

  • 従属吸血鬼(ナハツエーラー)
吸血鬼によって操られる存在。吸血鬼と同じ特性を持つ。