プラスティネーション

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人間を標本にする技術

ツザンピペップなどの死体愛好家が行っている。

特にツザン作の内臓標本『革命家ブムーシュの聖なる心臓と消化器系』は伝説的に美しいらしい。


作成手順

  • 死体を一〇%ホルマリン溶液に浸し室温で十日間ほど静置するなど、さまざまな固定方法を応用して組織を固定する。
  • 死体を流水で丸一日ほど水洗いをする
  • 氷点下二十五度に冷却したアセトンに沈め、冷凍置換で水分と脂肪分を抜いていく。
  • 脱水と脱脂が進んだ段階で常温のアセトンに移す。
  • 何回かやって、さらに脱水と脱脂が必要なら、塩化メチル溶液に入れる。
  • アセトンに浸かった状態の死体を、溶けた状態の樹脂に入れる。そして真空吸引機で室温で一日かけて吸い上げていく
  • 吸引すると、アセトンは急速に気化していくので、そこへシリコン樹脂が浸みこんでいく。
  • アセトンがシリコン樹脂に完全に置換されると完成品の一歩手前になる。
  • 表面についた余計な樹脂を取り除き、小さい臓器なら三日、人体ほどなら何ヵ月かはこうやって室温で放置して硬化させていく。
  • 最期には表面に艶のあるプラスティネーションの美術品の出来上がり。
  • 咒式を一切使わないのが通のこだわり。