糜爛硫黄霧(サグノー・ク)

提供: LaboPedia
移動先: 案内検索

チオジグリコールを塩素化することで生み出された二、二-硫化ジクロロジエチル、いわゆるマスタードガスを生み出す。

マスタードガスは人間には遅効性だが、古き巨人には即効性の窒息ガスとして作用する

作用

古き巨人の肺はプラチナを触媒として酸素と血液中の石油成分を反応させて発電する燃料電池の役目をしている。 このため人間とはまったく異なる作用を起こし、マスタードガスから分離した硫黄が触媒毒としての効果を発揮することで古き巨人の肺の機能は急速に低下して呼吸困難を起こすわけである。

マスタードガスから分離した硫黄が肺のプラチナ触媒を支えている担体とつながって硫化物を生成することで担体を破壊する。担体が破壊されるとプラチナは触媒の力を失い、発電できなくなる。 さらに、分離した塩素が担体を支えている肺の膜に当たる固体高分子の電解質を破壊していくと、肺に細かい穴が開いた状態になり、人間で言うところの肺水腫を起こしたような状態になる。

人間が肺水腫を起こすとピンク色の泡を口から吐き出すが、古き巨人の金属と石油化合物の血液は表面張力や粘性が低くて泡立たないので銀の血液を口から吐いたのである。

登場