ジオルグ・ダラハイド咒式士事務所の黄金時代。ジオルグはつまらない冗談を言って、ストラトスは良き自殺を目指し、クエロは無茶振りをしてくる。ガユスは笑い、ギギナも微笑んでいた。そして、師であるジオルグが死んだ。戦友と道を違えたガユスとギギナは道を見失う。葬儀の後、傷ついた二人の前に現れるのは、ジオルグの高弟である調停のオーゾート、ジオルグ蒐集家のザーディ、怪人デスキア。ダラハイド家の顧問咒式士によって、ジオルグの遺言の所在が明らかにされる。そして遺言を狙うものたちが暗躍を始める。