「禍つ式」の版間の差分

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'''禍つ式'''
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'''まがつしき'''、'''アルコーン'''<br>
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太古より悪魔や魔神と呼ばれたものの総称。<br>
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熱的崩壊に瀕する四次元世界より、奇跡的な確率で干渉してくる。
  
太古より悪魔や魔人と呼ばれたものの総称。熱的崩壊に瀕する何処かの世界より、人間界を滅ぼし新たな地にせんとする[[混沌派]](ケイオス)、人間界を高度な能力により完全統治せんとする[[秩序派]](オルドネン)に大分しながらも互いを合理的に尊重し合いながら、奇跡的な確率で干渉してくる。 膨大な情報量を持つ高次元の生命体であり、三次元である人間の世界に顕現するには特定の物体をよりしろに、身体の情報を作り変えて降臨せねばならない。その性質から、彼ら自体が咒式であるのではという説も出され、彼らを禍々しい咒式、略して禍つ式と称するようになった。下級の禍つ式ですら異貌のものどもの中で上位の力を有する
 
  
[[Category:異貌のものども|まがつしき]]
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膨大な情報量を持つ四次元の情報生命体。三次元世界に降臨する為には特定の物体や生物を媒体に、身体の情報を作り変える必要がある。<br>
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その性質から、彼ら自体が[[咒式]]であるのではという説も出され、彼らを禍々しい咒式、略して禍つ式と称するようになった。
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四次元生物なので、二次元の膜状遺伝子を持つ。組み合わせが飛躍的に増え遺伝情報が多様化し、個体により姿形は千差万別。<br>
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ヘモグロビンの赤い血ではなく、銅のヘモシアニンの青い血が流れる。
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特性上、分類名は少なく、個体名も[[:Category:大禍つ式|大禍つ式]]のみが持つ。<br>
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==本来の世界==
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禍つ式達が住む世界は、虹色の空、原色の大地を持つ奇妙な光景の世界。<br>暗灰色の二酸化ケイ素や珪素塩の柱、薄桃や薄紫の水晶の柱、赤と青の肉腫、先端に赤紫の立方体を握るねじり合わされた触手等が地面から生える。
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<br>禍つ式の本来の姿は、様々な生物や無生物に似た奇妙なもの。
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<br>この世界では[[咒印組成式]]である為、不老不死。なので飢えも渇きもせず、殺し合いごっこをして楽しんでいる。撮影機器で攻撃した相手を撮る者もいたため、独自の文明があるのだと思われる。
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禍つ式達の本来の外見一覧。
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*緑のイカやタコ。
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*螺旋状の殻から触手を伸ばし、殻の出入り口に青い美女の顔がある頭足類。
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*輝く青色の直方体、三角錐、球体。
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*蛇腹状の筒の胴体の上部に口があり、周辺に数百もの桃や青の触手を持ち、筒の根元の複数の足で歩行する生物。
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*長い触覚の先に人間の目を持つ、半透明の海老や蟹のような虫。
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*平面のように薄い蛙。
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*内部に数十もの眼球がある薄青の半透明の粘体。
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*口だけがあり、舌で地面を押して移動する肉色の球体。
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*紫や緑の光沢のある肌と、目も鼻も口もない顔、踵も爪先もない棒のような足、触手のような十本の指を持ち、咒印組成式が灯る銀の棒を持つ下膨れの人型。
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*表面の模様が明滅する銀色の撮影機器と、巨大な二重の目を持ち、直径10メルトルもある半透明のクラゲ。(クラゲは刺胞動物だがなぜか軟体動物と地の文に書かれていた。誤植か?)
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==七十二派==
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禍つ式の派閥。禍つ式は各派の始祖である王が決めた規則に絶対的に従う為、他派閥との妥協や連帯が出来ず七十二派は誕生以来争い続けている。<br>
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現在も活動中の主要十三派と生死不明の五十九派閥が存在する。
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*[[秩序派]]
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*[[混沌派]]
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*[[無派]]
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*[[享楽派]]
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*[[傲慢派]]
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*[[憤怒派]]
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*[[強欲派]]
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*[[貪食派]]
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*[[嫉妬派]]
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*[[怠惰派]]
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*[[虚栄派]]
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*[[悲嘆派]]
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==主な個体==
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*'''<span id="しのしさい">死の司祭</span>'''
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:[[登場人物 サ#サーベイ|サーベイ]]助祭を媒体に顕現し、[[ガユス]]・[[ギギナ]]・[[ラルゴンキン咒式事務所]]と交戦する。
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*'''<span id="えきき">疫鬼</span>'''
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:禍つ式の世界の最下層に生息する、最悪の禍つ式。
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:[[六道厄忌魂疫狂宴(アヴア・ドーン)]]により召喚される。
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:[[大禍つ式]]にとっても危険すぎる存在なので、四次元世界の最下層に閉じ込めた事がイーゴン異録の解析で判明した。
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*影人
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:ガーノゥが青衣隊を媒体に召喚した。
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[[Category:異貌のものども|アルコーン]]

2025年11月20日 (木) 11:54時点における最新版

まがつしきアルコーン
太古より悪魔や魔神と呼ばれたものの総称。
熱的崩壊に瀕する四次元世界より、奇跡的な確率で干渉してくる。


膨大な情報量を持つ四次元の情報生命体。三次元世界に降臨する為には特定の物体や生物を媒体に、身体の情報を作り変える必要がある。
その性質から、彼ら自体が咒式であるのではという説も出され、彼らを禍々しい咒式、略して禍つ式と称するようになった。


四次元生物なので、二次元の膜状遺伝子を持つ。組み合わせが飛躍的に増え遺伝情報が多様化し、個体により姿形は千差万別。
ヘモグロビンの赤い血ではなく、銅のヘモシアニンの青い血が流れる。


媒体となったものと召喚主の意思によって形態が決まる。
下級の禍つ式ですら異貌のものどもの中で上位の力を有する。
特性上、分類名は少なく、個体名も大禍つ式のみが持つ。


禍つ式は脳からの咒力によって体を作る為、倒すには全ての脳を破壊しなければならない。

本来の世界

禍つ式達が住む世界は、虹色の空、原色の大地を持つ奇妙な光景の世界。
暗灰色の二酸化ケイ素や珪素塩の柱、薄桃や薄紫の水晶の柱、赤と青の肉腫、先端に赤紫の立方体を握るねじり合わされた触手等が地面から生える。
禍つ式の本来の姿は、様々な生物や無生物に似た奇妙なもの。
この世界では咒印組成式である為、不老不死。なので飢えも渇きもせず、殺し合いごっこをして楽しんでいる。撮影機器で攻撃した相手を撮る者もいたため、独自の文明があるのだと思われる。

禍つ式達の本来の外見一覧。

  • 緑のイカやタコ。
  • 螺旋状の殻から触手を伸ばし、殻の出入り口に青い美女の顔がある頭足類。
  • 輝く青色の直方体、三角錐、球体。
  • 蛇腹状の筒の胴体の上部に口があり、周辺に数百もの桃や青の触手を持ち、筒の根元の複数の足で歩行する生物。
  • 長い触覚の先に人間の目を持つ、半透明の海老や蟹のような虫。
  • 平面のように薄い蛙。
  • 内部に数十もの眼球がある薄青の半透明の粘体。
  • 口だけがあり、舌で地面を押して移動する肉色の球体。
  • 紫や緑の光沢のある肌と、目も鼻も口もない顔、踵も爪先もない棒のような足、触手のような十本の指を持ち、咒印組成式が灯る銀の棒を持つ下膨れの人型。
  • 表面の模様が明滅する銀色の撮影機器と、巨大な二重の目を持ち、直径10メルトルもある半透明のクラゲ。(クラゲは刺胞動物だがなぜか軟体動物と地の文に書かれていた。誤植か?)

七十二派

禍つ式の派閥。禍つ式は各派の始祖である王が決めた規則に絶対的に従う為、他派閥との妥協や連帯が出来ず七十二派は誕生以来争い続けている。
現在も活動中の主要十三派と生死不明の五十九派閥が存在する。


主な個体

  • 死の司祭
サーベイ助祭を媒体に顕現し、ガユスギギナラルゴンキン咒式事務所と交戦する。


  • 疫鬼
禍つ式の世界の最下層に生息する、最悪の禍つ式。
六道厄忌魂疫狂宴(アヴア・ドーン)により召喚される。
大禍つ式にとっても危険すぎる存在なので、四次元世界の最下層に閉じ込めた事がイーゴン異録の解析で判明した。


  • 影人
ガーノゥが青衣隊を媒体に召喚した。