宙界の瞳
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謎の指輪
元々は賢龍派によって管理されていたものをエニンギィルゥドが持ち出し、ニドヴォルクからモルディーンを経てガユスに渡された(この指輪の回収がモルディーンと賢龍派の交渉のひとつ。そんなものを勝手にわたしちゃっていいのか?
物凄く危険な匂いがするということでヴィネルに依頼するのを避けロルカに詳細調査を依頼したが「内部に何かがいて、恒常的に咒式無効化結界が働いている」ということまでしかわからなかった。かと言って捨てるとそちらもほぼ確実に厄介なことになるので捨てるに捨てられないでいる。
五頭の龍の鱗を使った螺鈿彫りと、物凄く精緻な彫刻が施されている。
アムプーラやヤナン・ガランらの禍つ式もこの指輪が世界に多大な影響を与える存在であることを認識している。
十五巻にて、実は複数存在していたことが判明した。製造には五頭の龍と、大禍つ式と古き巨人、そして別のなにかが関与していて、少なくとも八つが存在しているらしい。
咒力強化を行うことができるが、本来の力の一端でしかない。
捨てようとしても戻ってきて、さらには自動で指に嵌まる。二つ同時に所持できないか、指輪が選ばなければ所持できないようだ。
所持者の書き換えを行う方法の一つは殺害して奪うことらしい。
- 赤:竜族に伝わる秘宝。ニドヴォルクが持ち出したのを、モルディーンを介してガユスに渡された。複製ニドヴォルクが宿っている。
- 黄:バッハルバ大光国のバハリベス光帝が持っている。二人で所有しているのか、どちらかが所有しているのかは定かでない。
- 緑:ハオル王国に伝わっていたものをアザルリが奪った。
- 青:モルディーンが所持。
- 藍:ミルメオンが所持。
- 紫:ダルセーノが所持。アザルリでさえも出所を知らない。
- 橙:シシジラ遺跡に竜と十字教徒の手で二千年前から置かれていた。聖ハウラン派が持ち出して解析していたものを踊る夜が奪った。
- 不明。イーゴン異禄にエニンギルゥドによる場所の推測が記されている。